2019/08/23

私はアルコール依存症?|依存症かチェックする4つの方法

アルコール依存症の確認

「妻に『飲み過ぎ! アルコール依存症よ!』と言われました。少ししか飲んでいないのに...。」

 

「息子はお酒のせいで仕事に行けないんです...。アルコール依存症だと思うのですが...。」

 

自分や身近な人がアルコール依存症なのか、悩んでいる方は少なくないと思います。

 

アルコール依存症は「自分の意思でアルコールの摂取等をコントロールできない精神疾患」です。

 

2013年に行われた日本の疫学調査では、アルコール依存症の患者は107万人いると推定されています。

 

しかし実際に病院等を受診している当事者は4万人にとどまっているといわれています。

 

自分の飲み方がおかしいと思っておらず、受診へと至っていない方もあるでしょう。

 

この記事では、アルコール依存症かチェックする方法をご紹介します。

 

目次

 

1. アルコール依存症と4つのチェックリスト

依存症チェック

4つの方法をご紹介しますが、あくまで目安です。

 

自分はアルコール依存症かもしれない」と不安に思われる方は、自助グループや専門の病院、もしくは私たちのような施設を頼って下さい。

 

①DSM-5

DSM5とは主にアメリカで使用される診断基準の1つです。

 

「米国精神医学会が作成する精神疾患・精神障害の分類マニュアル」と呼ばれ、2013年にアメリカで出版されました。

 

日本でもアルコール依存症だけでなく、精神疾患の診断をする際に使用されています。

 

ここではDSM-5におけるアルコール依存症の診断基準をご紹介します。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

上記の診断基準に少し説明を加えます。

 

「渇望」とは「飲酒したいという強い欲望や強い切迫感」のことです。

・隠れてでも飲んでしまう

・お酒が手元にないと不安で、出かけてでも手に入れる

・仕事中、友人との会話中でも、お酒の事を考えている

 

これらの言動がある場合、「アルコール摂取」への渇望が考えられます。

 

「アルコール依存症における離脱症状」は、「体内のアルコール濃度が下がってきたときに起こる自律神経症状や精神障害、身体障害」を指します。

 

・イライラする
・微熱がある
・手が震える
・頭痛がする
・眠れなくなる

 

お酒を飲まないことでこれらの症状がある場合、「アルコール依存症における離脱症状」が起きている可能性があります。

②飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)

こちらはWHO(世界保健機関)に加盟する6か国が共同研究し、開発したスクリーニングテストです。

 

国際的にも使用されています。

 

危険・有害なアルコール使用、潜在するアルコール依存症を、簡単なテストで特定でき、日本でも広く利用されています。

③アルコール依存症スクリーニングテスト(CAGE)

4つの質問項目で簡単にアルコール問題をスクリーニングします。

 

各質問の頭文字をとって「CAGE」と呼んでいます。

 

1つ以上当てはまれば、何らかのアルコール問題を生じている可能性があります。

 

2つ以上当てはまると、アルコール依存症の疑いがあります。

④久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト(新KAST)

久里浜医療センターによって作られたスクリーニングテストです。

 

男性版、女性版に分かれています。

 

精度が高いとのことですので、試してみても良いかもしれません。

 

2. まとめ

アルコール依存症のチェックリスト等をご紹介してまいりました。

 

最後に内容を整理します。

 

  • ①アルコール依存症は「アルコール等の飲酒行動を自分でコントロールできない精神疾患」です。
  • ②「DSM-5」「AUDIT」「CAGE」「新KAST」等を使用することで、ご自身(ご家族)がアルコール依存症の疑いがあるか、チェックできます。

  • ③アルコール依存症は適切に第三者を頼ることで、回復できる可能性があります。

 

私たちヒューマンアルバでは、アルコール依存症を含む様々な依存症の方のサポートを行っています。

 

・アルコール依存症かもしれない、でも病院は怖い。

 

そうお思いの方、ぜひ私たちを頼ってください。

 

どんな些細なお悩みでも構いません。

 

ぜひ一度ご相談ください。

 

お問い合わせはこちらから↓

社名: 株式会社ヒューマンアルバ

住所: 〒214-0038神奈川県川崎市多摩区生田6-4-7

TEL: 044-385-3000 (受付時間: 平日10:00-17:00)

 

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ヒューマンアルバでは、定期的に『家族会を開催しております。

 

依存症者を回復につなげるためには、まずご家族が対応を変えていく必要があります。

 

・つらい思いを吐き出す場として

 

・状況を変えていく学びの場として

 

ぜひ、ご活用ください。 (お申し込みはこちらから)

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参考:

・村瀬嘉代子・津川律子事例で学ぶ臨床心理アセスメント入門(臨床心理学増刊4号)(2012)金剛出版

・松本俊彦『臨床心理学増刊第8号―やさしいみんなのアディクション』(2016)金剛出版

日本精神神経学会 精神科病名検討連絡会(2014) DSM‒5 病名・用語翻訳 ガイドライン(初版) 精神神経学雑誌 第116巻 第6号(2014)

小松知己・吉本尚監訳・監修 アルコール使用障害特定テスト 使用マニュアル(2011)三重大学大学院医学系研究科環境社会学講座 家庭医療学分野

一般社団法人精神科看護協会(2017)精神科ナースのアセスメント&プランニングbooks アディクション・パーソナリティ障害の看護ケア 中央法規出版

 

ライター名: 木原彩