2019/02/23

アルコール依存症の初期症状について|知っておきたい対処法

アルコール依存症 初期症状

「最近毎日のようにお酒を飲んでいる」

 

「お酒を我慢しようとすると手足の震えが止まらなくなってしまう」

 

「もしかしたら夫/妻はアルコール依存症なのではないか?」

 

皆さんの中にもこうしたお悩みをお持ちの方はいませんか?

 

近年、アルコール依存症の患者数は増加しており、2013年に厚生労働省が行なった調査によればアルコール依存症の患者数は109万人にも上ると発表されています。また、アルコール依存症と診断されていなくても、予備軍だとされている人は294万人にものぼります。

 

アルコール依存症は決して他人事ではありません。自身だけでなく、ご家族がアルコール依存症にならないためにも正しい知識を身につけておくことは大切で、特に初期症状について理解を深めておくことは予防や早期治療にも繋がります。

 

今回はアルコール依存症の初期症状について、その対処法なども交えながら詳しく紹介していきます。

 

目次

 

1.アルコール依存症ってどんな病気?

初期症状について説明する前に、まずはアルコール依存症について簡単にご紹介したいと思います。

 

アルコール依存症とは、飲酒行動を自身でコントロールできなくなる病気のことです。アルコール依存症になると、体内のアルコール濃度が下がった時に手足の震えや発汗、幻覚、不眠、イライラするといった「離脱症状」が現れるようになり、このような症状から逃れるために飲酒を繰り返してしまいます。

 

また、アルコール依存症は本人の身体だけでなく、その周囲の人間関係や社会生活にまで影響を及ぼすことがあります。何よりもお酒を優先する生活になり、家族関係や仕事でトラブルが起きてしまったり、アルコール依存症の症状が原因で暴力や飲酒運転をしてしまったりもします。

 

アルコール依存症の症状について詳しく紹介している記事もあるため、よろしければこちらも参考にしてください。

 

参考:アルコール依存症 お酒とうまく付き合う キリン

 

2.アルコール依存症の初期症状

アルコール依存症の代表的な初期症状は「習慣的な飲酒行動」です。

 

アルコール依存症は継続的な飲酒行動によって少しずつ進行していく病気で、ある日突然発症したりするものではありません。

 

そのため、特に初期症状においては、お酒をよく飲む人とアルコール依存症との境界線は非常に曖昧だと言えます。

 

次の5つの項目はWHOが作成したチェックリストから抜粋したものです。

①家族や友人から「飲みすぎ」といわれたことがある。

②飲んだときの会話や行動をおぼえていないことがある。

③体調が悪いときも飲んでしまう。

④仕事中や昼間でも「飲みたい」と強く思うことがある。

⑤約束を忘れたり、仕事でうっかりミスをした。

 

上記のように、自分で飲酒行動がコントロールできなくなる、アルコールが家庭や社会生活に影響を及ぼしている、お酒に強くなって飲酒量がどんどん増えていく、といった「飲酒習慣」「精神依存」が現れ始めたらアルコール依存症の初期症状といえる可能性があります。

 

そして、このような飲酒習慣、精神依存が進行すると、離脱症状といった身体依存が始まります。体内のアルコール濃度が下がると手足の震えや発汗、幻覚、不眠、イライラするといった症状が現れるようになってしまい、どんどん飲酒行動を繰り返すようになります。

 

このような離脱症状が現れたらすでにアルコール依存症であると診断されます。身体依存が始まる前の初期症状で早期対処をすることが非常に大切です。

 

アルコール依存症における「精神依存」「身体依存」とは

 

3.初期症状の間にすべき対処法

初期症状の間に正しい処置ができれば手足の震えといった離脱症状が現れる前に治療することが可能です。ここでは初期症状の間にすべき対処法のポイントを紹介します。

 

早期治療

アルコール依存症は飲酒習慣によって徐々に進行していく病気です。そのため、早期発見早期治療が非常に大切だとされており、非常に早い段階であれば手足の震えといった離脱症状が見られる前に治療することも可能です。

 

先ほど紹介したような初期症状が少しでも見られたら医師や専門医に相談をしてみるようにしましょう。

 

医師や専門機関への相談

アルコール依存症の当事者がお酒をやめられないのは決して本人の意志が弱いからではありません。アルコール依存症になると自己流で断酒をすることは難しく、医師による指導専門的な治療が必要になります。決して自身で解決しようとせず、医師や専門機関に相談してみるようにしましょう。

 

以下の厚生労働省のホームページでは精神保健福祉センター、保健所、依存症相談拠点窓口を紹介しています。是非参考にしてみてください。

 

参考:依存症対策 |厚生労働省

 

周囲の介入

アルコール依存症は「否認の病」とも呼ばれるように、自身がアルコール依存症であることを認めがらない特徴があります。

 

そのため治療に踏み出すためには周囲の介入が必要不可欠です。家族が初期症状に気付き、医師に相談するといった適切な対処をすることで早い段階での治療が可能になります。

 

4.アルコール依存症のチェックリスト

アルコール依存症 初期症状

最後に、自身でも簡単にできるアルコール依存症のチェックリストを紹介したいと思います。

 

以下のサイトではWHOが作成したチェックリストをもとに、自身がアルコール依存症かどうかを診断してくれます。不安を感じている方、医師に相談しづらいと思っている方など、まずはご自身・ご家族でチェックしてみるのも良いかもしれません。

 

参考:アルコール依存症WHOチェックシート アルコール依存症ナビ

 

5.まとめ

今回はアルコール依存症の初期症状について、その対処法なども交えながら紹介させていただきましたが、いかがでしたか。今回の要点をまとめると以下の通りです。

 

  • ①アルコール依存症の患者数は増加しており、決して他人事ではない。
  • ②アルコール依存症の初期症状は「飲酒習慣」と「精神依存」。
  • ③初期症状を感じたら「早期治療」「医師や専門機関への相談」「周囲の介入」が重要。

 

私たちヒューマンアルバでは、アルコール依存症はもちろん、ギャンブル依存症や薬物依存症で悩む方々への回復支援を行なっています。また相談であれば無料で受け付けています。

 

ぜひ気軽にお問い合わせください。

 

今回の記事がアルコール依存症で悩む皆さんの助けとなれば幸いです。

 

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依存症者を回復につなげるためには、まずご家族が対応を変えていく必要があります。

 

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参考:

アルコール依存症の怖さを知っておこう オムロン・ヘルスケア

アルコール依存症の進行プロセス 特定非営利活動法人アスク

アルコール依存症の症状 アルコール依存症ナビ

アルコール関連問題を正しく理解しよう アル法ネット

 

ライター名: 田中瑞樹