2018/11/14

薬物依存の後遺症。身体・精神に及ぼす影響とは

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薬物依存症を理解する上で重要なのが「薬物依存による後遺症」についてです。

 

なぜなら、依存症という病気には常に回復後の後遺症が現れることが考えられ、

その対応も含めて理解することで、本当の社会復帰が可能になるからです。

 

薬物を一度使用しそれが継続されると、使用していない時でもさまざまな症状が出てくるようになります。

 

使用を未然に防ぐ、あるいはたとえ乱用してしまったとしても初期の段階で治療に移ることができるようにしておくことは、回復後の生活においても大切です。

 

今回の記事では薬物依存症の後遺症について解説します。

 

目次

 

1薬物依存症とは

薬物依存症とは、覚せい剤・シンナー・大麻などの薬物を使いつづけることで徐々に心身に異常が生じ、自制が働かなくなってしまう病気です。

 

最初の乱用で問題ない場合でも、使用を継続すれば日常生活に支障をきたし始めます。

 

代表的な薬物としては、脳の働きを活性化させる覚せい剤やコカイン、逆に脳の働きを抑制するヘロインや大麻などが挙げられます。

2薬物依存症の後遺症

薬物依存症の後遺症は、依存薬物によりさまざまです。

 

例えば、覚醒剤であれば、ストレスや不眠等から生じるフラッシュバック(幻覚や妄想の再燃)、シンナーであれば、手足のしびれや失明、歯がボロボロになるなどが挙げられます。

 

ただ、どの薬物であれ脳機能に働きかけ、依存薬物への渇望を植え付けるという点では大きく共通しています。

 

一度薬物を覚えた脳はその記憶を深く定着させ、自分の意思では克服できない状態を作り出します。

 

まさに『薬物依存症状態』です。

 

また、薬物依存による後遺症で恐ろしいのは、自身のからだはもちろん、その後遺症により、周囲の人間も巻き込んで影響を与えてしまうところです。

 

表面的には治療が済んだと思ってもひとたびフラッシュバックが現れれば、家族や友人に対する暴行や暴言も起こり得ます。

 

母胎の場合では、お腹の子供への悪影響を与えかねません。

 

薬物依存による幻覚などの後遺症は、早期に治療が進めば比較的容易に克服できますが、遅れれば遅れるほど克服の見込みは薄くなってしまいます。

 

薬物依存症にならないことがもちろん一番ですが、依存症になってしまった場合でも早めの対応が重要です。

 

薬物がもたらす身体への影響に関しては、厚生労働省の「あやしいヤクブツ連絡ネットでも確認できます。

 

3薬物依存症になってしまったら

まず大事なのは、病院や施設など依存症を専門とする外部の回復機関に連絡することです。

 

上記でもお伝えしましたが、早めの対応が依存症ご本人のより良い回復に繋がります。

 

また、迅速な行動は当事者のご家族や友人を救うことにも結びつきます。

 

息子や娘が薬物依存に陥り、そのことで自分を責めてしまう方々の中には、本気で自殺や子供を手にかけることを考えてしまう人がいます。

 

深刻な状況を生み出す前に、なるべく早く相談窓口へ連絡しましょう。

精神保健福祉センター一覧

 

※精神保健福祉センターは、薬物関連の問題や悩みなどの相談を受け付けている公的機関です。

 相談したい内容がよく分からない場合やどうすればいいのか迷っている場合などでも、

 話を聞いてもらえます。

 公的機関だとしても、薬物に関する相談をすることでいきなり入院や逮捕とはなりません。

 安心してお近くのセンターにご連絡ください。

 

私たちの施設でも相談窓口を開いています。料金等はかかりませんので、ぜひご連絡ください。

依存症の治療施設 株式会社ヒューマンアルバ

4まとめ

この記事では薬物依存症の後遺症についてお伝えしていきました。 

 

  • ①後遺症にはさまざまな症状が生じ、周囲の人間も巻き込むことがある

  • ②依存症の予防、もしくは早期の治療が大切

  • ③治療が遅れても回復することは十分可能

 

内容をまとめると、上記のようになります。

 

この記事をお読みの方の中には、長期間何もできずにいた方いらっしゃるかもしれません。

 

薬物依存の状態が長ければ長いほど、回復後も苦労することが多いのは事実です。

 

しかし、依存症専門の施設では決して依存症患者の方々を見捨てたりはしません。私たちヒューマンアルバもその1つです。

 

行動を起こした瞬間に回復への道はスタートします。

 

自分達で問題を抱え込まず、ぜひご連絡ください。

 

私たちの施設では、薬物依存症含め、さまざまな依存症に関する相談窓口を開いております。無料で受け付けておりますのでぜひご相談ください。

 

お問い合わせはこちらから:http://human-alba.com/contact/

ヒューマンアルバ〒214-0038神奈川県川崎市多摩区生田6-4-7

電話でのご相談も受け付けております。

TEL: 044-385-3000 (受付時間:平日10:0018:00)

 

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ヒューマンアルバでは、定期的に『家族会』を開催しております。
依存症者を回復につなげるためには、まずご家族が対応を変えていく必要があります。

・つらい思いを吐き出す場として

・状況を変えていく学びの場として

ぜひ、ご活用ください。 (お申し込みはこちらから)
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参考:

ご家族の薬物問題でお困りの方へ 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/dl/yakubutu_kazoku.pdf

『薬物依存の脳内メカニズム』(2010) 和田清 講談社

 

ライター: ブランコ先生