2018/10/17

ギャンブル・アルコール・薬物など依存症におけるカウンセリング

カウンセリング

依存症にカウンセリングがどれだけ効果的かご存知ですか?

カウンセリングという言葉は聞き馴染みがあるかと思いますが、実は依存症治療にとっても

非常に効果的な方法のひとつであると言われています。

 

身近だけどよくわからない「カウンセリング」について、

正しい知識を得て、回復への道を歩んで行きましょう。

あなたの回復への手助けとなることを願っています。

 

【目次】

1 依存症とは

 

依存症とは、自分にとって利益にならないだけでなく不利益になると理解し、やめたほうがよいと気づいているのに、依存対象に対し強い渇望が生じ、行動をコントロールできず繰り返してしまう病気です。

 

依存症の代表的な種類は大きく物質や行為、他者との関係性に依存するものに分かれます。

<物質や行為>

・ギャンブル依存症

・アルコール依存症

・薬物依存症

・インターネット依存症

<他者との関係性>

・人間関係の依存、共依存

依存症の詳細についてはこちらも参考にしてみて下さい。

依存症とは|ヒューマンアルバ

 

2 カウンセリングは依存症治療法の1つ

 

一度陥ってしまうと抜け出すのが非常に難しい依存症ですが、適切な専門機関での長期的な治療によって回復させることができます。

その1つが「カウンセリング」です。

カウンセリングとは、臨床心理士やセラピストによる面談療法です。

 

2-1 カウンセリングはどういったときに受けるべきか

ここでいうカウンセリングとは心理士による心理的な援助を指しますので、

何か「依存に対する悩み」があるときならばいつでも受ける意義がある治療法といえます。

そして、依存関係の悩みがある、かつ下記の条件を満たす際は是非受診してみるべきでしょう。

  • 本人が考えて話せる状態である場合
  • 依存症に至った経緯、背景に心理的・社会的問題が存在している場合
  • 経済的に可能な場合
  • 本人がカウンセリングを受けることに肯定的である場合

 

2-2 カウンセリングの内容は? どういった治療を受けられるのか

カウンセリングとは、悩みを訴える人の相談に応じ、精神医学の立場から助言や指導をすることをいいます。

具体的に説明すると、カウンセリング治療の具体的なステップは2つに分けられます。

 

ステップ1)状況の共有

事前用紙にご相談内容をご記入いただき、その内容をもとにカウンセラーが質問をします。

・どんな症状や問題について相談したいのか

・どのくらい苦しんでいるのか

・その症状や問題がいつからどのように始まっているか

話しているうちに不安が落ち着き、頭が整理されます。

 

ステップ2) 原因や背景の探求

次に、症状が出ている原因や背景をひも解いていきます。

依存に陥る場合、その人の幼い頃の環境や出来事に根本的原因があることが多いです。

それを解き明かすため、どのような家庭環境の中で、どのような出来事があって、その時どのような葛藤やストレス、トラウマが生じたのかを、カウンセラーとともに振り返っていきます。

たとえば、何人家族で、家族はどのような性格なのか、家族の中でどのような役割だったのかなど、家族構成や家族との対人関係、どのように育ったかをお聞きします。

このようにして、あなたは自分を客観的に理解することができ、セラピストはあなたの苦しみの背景を理解していきます。そして何が依存症の原因となったのか、過去を解きほぐし、一緒に探していきます。

これが主なカウンセリングのステップです。

 

参考:カウンセリングとは?|心理オフィスK

 

2-3 カウンセリングを受けることでどのような効果が得られるのか

カウンセリングの段階を踏んでいくと徐々に下記のような状態へと変わっていきます。

・自分の感情に共感できるようになる。

・どんな自分も認められるようになる。

・自分を好きでいられる。

・楽に生きることができる

このようなプロセスを経て、以前よりもありのままの自分で生きられるようになります。

 

依存症からの脱却には直結しないよう思われますが、そんなことはありません。

そもそも、依存症に陥る原因は「生き辛さ」を感じる心にあります。

カウンセリングによって得られる気付きは生き辛さ解消のための回復へ進む第一歩なのです。

たとえば、下記の問いに関する気づきを得ることによって、少しずつ生き方を変えていけるようになるのです。

      • 依存症に陥った現象をどのようにとらえるか
      • 今後自分がどう働いていったらよいのか
      • ストレスにどのように対処していったらよいのか
      • 自分をどうマネジメントしていくか
      • どう生きていけばよいのか など

依存症の原因についてはこちらの記事もご確認ください。

参考:依存症のメカニズム|依存してしまう原因とその対策とは

 

2-4 カウンセリングはどこで受けられるのか

下記の機関にてカウンセリングが受けられます。

      • 病院の精神科、または心療内科
      • 一般のカウンセリング専門機関
      • 一部の依存症治療施設

カウンセラーとの相性や用いる手法が効果に大きく関わってきますので、

あなたに合った相談機関を探してください。

また、カウンセリングの相談機関に迷うようであれば、私たちヒューマンアルバにもご相談ください。

ヒューマンアルバ|お問い合わせ

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3 カウンセリングにかかる費用

 

カウンセリングの1回の費用はその医療機関によって大きく異なります。

医師によるカウンセリングは保険適用のうえ、1回(30)あたりおよそ3,000円前後かかります。

医師以外によるカウンセリングは、通常保険が利きませんので、相談機関によりますが、1回(60分)あたりおよそ10,000円前後かかります。

また、カウンセリングは1回限りで効果が出るものではなく、継続する必要があるため、どうしても経済的な負担が大きくなります。

経済面の状況を鑑みながらカウンセリングを受診しましょう。

 

4 カウンセリング以外の依存症の治療方法

 

最後に、カウンセリング以外の依存症の治療方法について説明します。

依存症回復のための相談機関は大きく分けると3種類で、その種類によって受けられる治療法が変わります。

1 病院(精神科・心療内科)

受診可能な治療法:依存症教育、カウンセリング、入院治療など

2 リハビリ施設

受診可能な治療法:依存症教育、カウンセリング(一部の施設)、集団精神療法など

3  自助グループ

受診可能な治療法:依存症教育、集団精神療法など

 

各治療法の詳細についてはこちらの記事をご確認ください。

参考:薬物依存症の治療方法とは

 

5 まとめ

 

      • ① 依存症という自身をコントロールできなくなる病気に陥った場合、役立つ治療法にカウンセリングがあります。
      • ② カウンセリングはカウンセラーとの対話の中で、過去と現状を見つめ、生き辛さを解消していくことで根本的原因の解消を目指す治療方法です。
      • ③ カウンセリング費用は1回あたり3,000-10,000と、相談機関によって大きく差があります。

 カウンセリングのステップでも説明しましたが、自身のいまの状況を鑑みて、依存症であることを認め、回復への意志を持つことが大事です。

そのためにも、カウンセラーという存在や、適切な専門機関で相談をすることから始めましょう。

一人で抱え込まず「人を頼る」ことが回復への第一歩です。

 

そうやって、自分と向き合う中で、少しずつ生きやすくなる。

楽に生きられるという実感を得ていくことから、回復が始まります。

私たち、ヒューマンアルバでも依存症回復に向けた無料相談を行っています。

そこでは、依存症の当事者やその家族として依存症を体感した経験を持つスタ

ッフが薬物依存症の方やご家族一人ひとりに寄り添った対応を行なっています。

      • 治療を受けさせたいけど、費用面に不安がある。
      • 不安、怖い。誰か助けてほしい。

どんな小さなお悩みも、あなたの意見を尊重しながら、回復に向けて共に歩ん

でいきます。

お気軽にご相談ください。

 

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参考:2018年10月17日

ナチュラルリソース

http://na-re.jp/method.html

こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

http://kokoro.mhlw.go.jp/mental-health-pro-qa/mh-pro-qa005/

医療法人せのがわ

https://senogawa.jp/yokogawa/dependence/

依存症 家族を支えるQ&A 西川京子 解放出版社

ライター:宮口まりこ