2018/07/10

アルコール依存症における「渇望現象」について、ご存知ですか?

依存症対象者に訪れる渇望現象。ご存知ですか?

渇望現象・・一度依存対象物を摂取してしばらくたつとアレルギー的反応として発生する渇望のことを身体依存としての「渇望現象」と呼び、「変えられないもの」の象徴的なものとして扱われています。

そもそも依存症は精神の渇望と身体の渇望に分かれますが、アルコール依存症に関しては精神の方に分かれます。

渇望現象とは、本当に厄介もので、「1回だけなら飲んでも良いのではないか」と思ってしまうんです。

でも、現実は1杯飲んだら、ダメなんです。

1杯飲んだら、2杯、3杯、飲みたいになっちゃうんです。

依存症者は飲んだら飲んだ分だけ、気持ちが大きくなってしまいます。

そして、3つの末路を辿ると言われています。

①ブラックアウト

②刑務所

③死亡

一般的には①の着地が一番良いと言われています。

 

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ところで、この底まで落ちる着地が一番良いとされる現状って少しおかしいですよね。

誰しも最初はそこに着地するんですが、誰もが通る道であるがゆえに、

底つき感の自覚が弱くなるんですよね。

ここからは私たちヒューマンアルバの意思になります。

依存症本人にとっては、「あいつもなってるし、俺もなってるけど別に大丈夫だろ」的な考え。

だからこそ、回復に導いていくのに一番大事なのは「じゃあ、刑務所に行くフェーズまでいかないと本人に自覚させられないのか」という問題です。

回復の道にのせるためにそれしか方法はないのか、っていうのが現状の依存症分野での課題でもあります。

そこまでたどり着く前に、そこに行くのではなく、

どうその周りの家族に働きかけて導いていくのかということが

長年の依存症業界の課題です。

で、底つきとにかくさせてしまう理論っていうのがここ10年20年全然変わってないんですよね。

その理論の大筋にあるのが「底つきさせる」ってところなので、

しかし、ご家族からしたら底つきさせたくないって気持ちがありますよね。

可哀想だから。その気持ちはわかるから。

だから、なにかしら違う道をアルバとしては提供していかなければならない。

そんな想いを抱きながら私たちは依存症問題に向かって立ち向かっています。