2018/07/09

対談記事:アルコール、薬物、ギャンブル等依存⑭

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

Cさん(ギャンブル依存当事者)

 

 

アルコール依存と危険ドラッグ④

A: じゃあ次見ます。薬物依存症専門医の多くは、危険ドラッグは大麻や覚醒剤よりも危険と口をそろえて主張しています。実際、危険ドラッグを使った感想として、以下のように言う人が多いです。これまで大麻や覚醒剤を使ってきたけど、捕まったら会社や家族に迷惑を掛けると考えて、危険ドラッグに切り替えた。でもそうしたらその使用をもっとコントロールできなくなり、幻覚や妄想が出てしまったりして、結局病院で治療を受ける羽目になった。危険ドラッグの使用者と覚醒剤の使用者とを比べると、依存症になる人の割合に違いはなく、幻覚、妄想が出てくる人の割合は、覚醒剤よりもむしろ危険ドラッグで多いとの調査結果もあります。実際、規制が強化された後のほうが、危険ドラッグによる交通事故や死亡事例の報告が増えています、というところですね。  さっき話してたようなことですね。専門医の多くは、やっぱり大麻や覚醒剤よりも危険ドラッグのほうが危険だと言っているんだなって。本当、俺自身もそう思うんですよね。俺も危険ドラッグをやったことがある人間からしか聞いたことないからあれだけど、やっぱり危険ドラッグをやっても、何のためにやってるか分かんないというか、覚えてないからって。それはやっぱり大麻がなかったから危険ドラッグをやってて、でも全然良くなかったっていうことを言ってたんだね。その大麻の代わりにやってたっていうだけであって、でもやっぱりやってても、もうやりたくないって結構みんな言ってたなっていうのが。そういうのもあって、みんな危険ドラッグをやめてったんだろうなっていう。でもこの幻覚と妄想が覚醒剤とか大麻よりも多いっていうのは、なんかすごく分かる気がしますよね。事故とか、踊ってたりとかってしてるのを見てるだけでも。

 

B: YouTubeとかにもありますもんね。本当に、らりっちゃってる人。

 

A: あと、シンナーがやっぱり一番脳には悪いって言ってましたね。脳が萎縮して。今シンナーやってる人なんてほとんどいないとは思うんだけど、中学生とか高校生でも。でも俺んときの年代って、本当シンナーが全盛期だったというか、新宿のアルタ前でよく口に手を当てて売ってるよ、みたいな売人の、本当そのときだったから。中学校のときからそれをやってて。

 

B: オロナミンCとかの瓶に入れてね。

 

A: そうですね、リポビタンで。よくやってたなって。今、例えばちょっとペンキっていうか、シンナーとかの臭いがするだけでもう気持ち悪いと思うじゃないですか。

 

B: ええ。

 

A: それを吸ってて。

 

 

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第十五回に続く

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