株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラム対談記事:アルコール、薬物、ギャンブル等依存⑨

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

Cさん(ギャンブル依存当事者)

 

 

アルコール依存と幻聴・幻覚③

A: でもこっちは本当に映るんだからね、それが。でも本当、今はこうやって笑って話せるからいいけど、本当ですよ、C:さん。でもそのときはもう真剣だし。

 

B: そうなんですよ。

 

A: だから何が本当で何がうそなんだかっていうのは、自分の中じゃあ両方本当なんですけど。

 

B: 本当にね、こうやって日常の会話していても分かんないんですよ。

 

A: こうやって普通に話してても、C:さんの心の声みたいなのが聞こえてくるんですが。

 

B: 本当に耳元で、「B:、おまえを殺してやる」とかって普通に聞こえるんですから、心の声が。しゃべってもないのに。

 

A: だから本当ね、怖いですよね。半年間ぐらいずっとそんな声が聞こえてましたもんね、やってるとき。

 

B: 常に恐れですよね。怖くて耳ふさいで。かといって、本当なんですよね、それは、仲間が話し掛けてたりとかが結局。ワーワー言われてるように感じるんだけど、でも仲間は普通に話し掛けてますよね。

 

A: またそのときって、こういうことがあるんだって本当に言える仲間もいないし、だから結局誰にも話せないから余計に自分が閉じこもっちゃうっていうか、孤独になって。さらに恐怖が襲ってきて。負の連鎖ですよね。

 

B: 前にも話したかもしれないけど、◯◯のデイケアに出てるときに、本当に女の人の声で、「病院の裏に来なさい」って言われて、そのまま行ったら誰もいねえじゃん。だって聞こえるから行くしかないじゃないですか。「いらっしゃい」って言うんだから。本当に、はたから見たらあいつ何やってんだ、ばかぐらいにしか思われないですからね。でもそれが本当なんですよね、そのときは。

 

A: そうですよね。

 

B: だって普通に女の人の声で「しゃぶってあげる」とか「やらしてあげる」、普通に聞こえるんですから。だもんね、ズボン下ろしちゃいます。本当にそうでしたよ。

 

A: そういうのはなかったな。

 

B: とにかくいろんな声が聞こえましたね。いろんなものが見えて。

 

A: でも◯◯ はやっぱりあれだったな。いろいろあって。

 

B: もう完璧に脳みそがやられてんですよね。

 

A: でも本当そうですよね。俺も薬、3年ぐらいかな、飛び降りてからやってなくて、あぶりでやったら、最初は大丈夫だったけど、やるごとにだんだん飛び降りたときの脳みそというか、思考になってきちゃって。俺、そのときはもう数字を語呂合わせして、それで意味を取り入れちゃうというか、車のナンバーとかでも、例えば53とかだと、ゴミじゃないですか。そういう語呂合わせをして、おまえはゴミなんだみたいなとか、そういう勝手に妄想しちゃうというか、数字でそうしちゃうんですよね、語呂合わせで。全く意味ないですけど、それはなんかありましたね。でも本当に脳がやられて。

 

 

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第十回に続く

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