株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール依存症の親の子供はアルコール依存症になりやすい、これが事実です。

アルコール依存症患者のみなさんへ、依存症は本人だけでなく家族にもその影響を強く、深く及ぼすものである。

そんな事実を理解していただくために今回は記事を執筆しています。

 

アルコール依存症は、対象者だけでなく、その家族にも影響があるグループで悩むことになる現代病です。

家族のうち誰かがアルコール依存症傾向にあると、家族全体に様々な不都合が出てしまいます。

例えば、暴力・借金・離婚、それによるあらゆる家庭不和です。

こんな状況に陥った家族のことを一般的に「機能不全家族」と呼びます。

機能不全家族・・家庭内に対立や不法行為、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト等が恒常的に存在する家庭を指す。

そして、機能不全家族の中にいる子供の精神にも影響が起こります。

あたたかで穏やかな家庭を知らずに育った子供たちは、心のどこかでむなしさやさみしさを感じたまま日々を過ごします。下記のような傾向も現れます。

・強い警戒心

・自分の素直な感情を押し殺す

・人に心を開くことができない

・人との距離感がうまく掴めない

端的に言うとしたら「生きづらさ」。

アルコール依存症患者含め、その家族にも「生きづらさ」は伝播します。

特に、周りの影響を受け入れやすい子供ほどより一層その傾向は強くなります。

こういった子供のころに「機能不全家族」下の環境下にいた子供のことはアダルト・チルドレンと呼ばれることもあります。

ここで、覚えていてほしいポイントは、「依存症患者は本人だけでなく世代を超えて周囲の人間にも強い影響を及ぼす」ということです。

 

最後に、そういったアダルト・チルドレンが過去に生き辛い環境にいるが故に自身も大人になった時に依存症になりがち、という事実があることをお伝えします。

小さい頃に植えつけられた「生きにくさ」は習性となって変えることが難しくなります。

例えば、アルコール依存症をもった男性は「酒を飲んで妻を殴る、そんな父親には絶対なりたくない」と思います。しかし、酒に強い体質を受け継いでいるうえ、「生きづらさ」を和らげるために、大人になるとついアルコールに手をだしがちなのです。そこからはじまっていくことが、悲劇の始まりへ繋がるわけです。

 

今回、少し暗い内容となりましたが、タイトル通り、アルコール依存症の親の子供はアルコール依存症になりやすい、これは事実です。

依存症かな、?と少しでも感じたら、早めにご相談を。

依存症はあなたの周りの多くの人間を悲しませてしまう現象なのです。

出典:よくわかる依存症 榎本稔 主婦の友社

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