株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール・ギャンブル依存症対象者を持つ家族の方へ。「どんなコミュニケーションをとるかが大事です」③

コミュニケーションを変える

前回に続き、こんな伝え方に変えてみましょう、というポイントについてお伝えしたいと思います。

ポイント①感情に名前をつける
相手の行動に感情的になってしまった時、まず自分の気持ちに注目してください。
今わいている気持ちが明らかな「マイナス」の感情だった場合、それをストレートにぶつけてしまうことはやりがちですが、やはり避けたほうが良いのです。

深呼吸し、少し気持ちを整理する間をとってからコミュニケーションをしましょう。

そして、その中にある感情に名前をつけることで、相手を「否定」しているのではなく、心配・不安・悲しみからくる発言なのだ、ということが相手に伝わりやすくなります。

例:
▼感情未整理でぶつけた状態

またパチンコでそんなに使ったの!あなたって最低よ。子供の修学旅行の積立だって、まだ払えずにいるんだから。あの子、あなたのせいで修学旅行も行かれなくなるわよ!もう信じられない、ひどい父親よ!

▼気持ちを整理した状態

うちの家計がほんとうにきついっていうこと、話しておくわ。実は子供の修学旅行の積立も今月は払えないでいるの。だからまたパチンコでそんなに使ったなんて、すごくショック。。。なんとか修学旅行は行かせてあげたいの。

 

ポイント②支援を申し出ること

相手を一方的に責めるのではなく、「問題を一緒に解決しよう」という気持ちが伝わるコミュニケーションも大事なポイントの一つです。

 

例1:

酒なんかいつでもやめられるって言ってるけど、ちっともやめないじゃない。いつになったらやめるのよ?

 →お酒をやめるのは本当に大変なことなんだって病院で聞いたわ。どうしたら助けになるかしら?

例2:

やっと外来に通い始めたのに、また薬を使ったなんて!今までの苦労もこれで台無しじゃない!

 →外来に通い始めたところで使っちゃって、あなたもガックリでしょうね。でも今までおyくがんばったよ。もう一回やってみるならお母さんは応援するよ。

 

以上、3つの記事を連続して、依存症該当者とのコミュニケーションポイントについて触れました。

実践して見ると、効果は意外と早く実感できるはずです。

「コミュニケーションの工夫」、この小さくみえて大きな取り組み、ぜひ実践してみませんか。

 

出典:アルコール・薬物・ギャンブルで悩む家族のための7つの対処法 クラフト 吉田精次 ASK アスク・ヒューマン・ケア

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