2018/06/15

アルコール・ギャンブル依存症対象者を持つ家族の方へ。「どんなコミュニケーションをとるかが大事です」②

前回の記事に続き、依存症対象者を持つ家族へ向けた「コミュニケーション」方法改善のアドバイスをお伝えします。

ポイント①肯定的な言い方をする

これは"依存症"関わらず全ての場合において当てはまります。

否定的な言い方を減らすことで明るい会話への糸口を掴みましょう。

例1:こんなんじゃ、子供を高校に行かせることもできないわ。ああ情けない!どうしてこんな人と結婚しちゃったの!

 →子供は高校に行かせてあげたいわ。それでお金のことをどうするか、一緒に相談したいの。

例2:君の言うことは、いつだって嘘ばかりじゃないか。もうこれ以上、私には耐えられない。

 →君の言葉を信じたいけど、今の話には、やっぱりどこか無理があるよ。

例3:お母さんが話そうとしているのに、あなたはちっとも聞こうとしないじゃないの!

 →お母さんにとって、すごく大切な話なの。聞いてくれるかな?

ポイント②具体的な行動に言及
あいまいな語尾を濁した言い方をしていては、あなたの気持ちは相手に伝わりません。
抽象的な想いを伝えるよりも相手の具体的な行動に目を向けましょう。

 

例1:頼むから、もっと父親らしくしてくれよ

 →子供の前で酔った姿を見せてほしくないんだ。せめて子供たちが寝るまで飲むのをやめてほしい。

例2:自助グループに行くって言ったのに、ちっとも行こうとしないよね。ずるずる先に延ばさないでよ。

 →木曜日の夜、公民館で自助グループの集まりがあるから一緒に行きましょう。

 

ポイント③責任を一部受け入れる

依存症の原因は当事者にあるとしてもその責任を分かち合うニュアンスのコミュニケーションをとることは大事なことです。「あなたを責めているのではないよ」というメッセージにも繋がるからです。

例1:よりによってこんな日にアルコールを飲んで来るなんて!彼のご両親の前で醜態を晒してあなたは娘の婚約を台無しにするつもりなの!

 →あなたが飲んでくるとは思ってなかったから、私も動転してみんなの前で喧嘩になっちゃって。お酒のことでいつも争いになるのは悲しいわ。あの子に辛い想いまでさせてしまって。。。

まだまだコミュニケーションについてはいくつも改善案があります。次の記事でも説明します。

 

出典:アルコール・薬物・ギャンブルで悩む家族のための7つの対処法 クラフト 吉田精次+ASK アスク・ヒューマン・ケア