2018/06/10

対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 アルコール依存 傷つけあう人間関係⑲

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

アルコール依存 心の豊かさ

A: それが俺は神さまの愛だと思うし、そこにつながってないと、もっとこの世の中のもの、金やそのものとか、欲望に流されてしまう。それって自分が以前そうだったから。その日1日が楽しければ気持ち良ければいいっていう。でも、それこそ本当に何も残らないし、自分勝手な生き方。一昨年、フィリピン行ったんですよ、2週間ぐらい。スモーキーマウンテンっていうごみ山とか、ホームレスの子どもとか、学校も行けずにそのごみ山からいろいろ毎日そこにごみ捨てられにきて、そこからごみをあさって、それを売って、その日の1日の食費とかそういうの当てたりとか、あとは、観光客というか、車に物乞いしている子どもとかがいて、そういうので、一日一日を生きてんすけど。その子たちの目が輝いていて、物質的には貧しいけど、心豊かだなっていうのが。靴も履いてなくてはだしなんだけど、ボール1個でみんな楽しく遊んでたりとかして。  その子どもだけじゃなく、他のフィリピンの人、大人とかもみんな一生懸命で生きてて。犯罪者も多いけど、犯罪も日本の犯罪と違って、しょうがなく犯罪に手を染めてしまう、生きるためにっていうか。留置所とか刑務所の中にも行って、神さまの話をさせてもらって。そこでも、その中にいる人たちっていうのは、また日本の刑務所とはちょっと違う。生き生きしてる部分があったっすよね。多分、心が豊かというか、繊細というか。日本も昔はそうだったんかなとかって思いますけどね、昔を知んないけど。だから、何が良くて何が悪いんかっていうのは本当思いますよね。最後にこれを。信頼回復していくために、あなたにはどんなことができるでしょうか。既に何か行っていますか。では、B:さん、お願いします。

 

B: 信頼を回復していくためにあなたはどんなことができるでしょうか。既に何か行っていますかっていうことで、これは当たり前のことかもしれないっすけど、きょう1日、酒飲まずにミーティングに通い続けることかなと思います。酒飲んだらとにかくおじゃんになるんで。きょう1日飲まないでミーティングに通い続けていくってことですよね。もちろん、自分の相場とか、自分の回復のためでもあるんですけれども、信頼っていうことも多分そうだと思うんすよね。極端な話、仮に僕がここで飲んでしまったとなって、ミーティングにも行かなくなってってなったら、おい、B:ってなるわけじゃないっすか。あとは、ミーティングに通い続けていって、きょう1日、酒を飲まないっていうことが僕はそもそも間接的な埋め合わせにもつながってるのかなっていうふうに思うんでね。僕が今も飲んで好き勝手やってたら、当然、埋め合わせにもなりませんからね。間接的なことですよね。きょう一日、自分が飲まないで一生懸命しっかり人間らしく生きてくこと、それ絶対、俺、間接的な埋め合わせだなと思ってるんで。

 

 

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第二十回に続く

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