株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラム対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 アルコール依存 傷つけあう人間関係⑱

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

アルコール依存 親からの愛情

A: だから、ちゃんと叱るところは叱って。

 

B: そういうことですよね。

 

A: 愛するところは愛して。人と比べず、その人はその人、その子はその子として愛していくこと。

 

B: だから、俺、本当に自分より年下の若いあんちゃんとかお姉ちゃんとか見てると、たまにおっかねえって思うときありますもん。親がちゃんとしてないからっていうのから、テレビとか見ても、凄惨な事件とか事故があるわけじゃないですか。きょうも後で渋谷とか行かせてもらいますけども、いますからね、実際、ちょっとおっかねえな、こいつらって。路地でも連れ込まれてボコボコにされるんちゃうかと思ってね。

 

A: そういう感情がまひしてるというか、そういうのって本当に親からの愛情の欠陥とか、欠落によってすごくあるなって。今の世の中って物質的にはいろんなものがあり余ってるほど豊かだけど、その分、心が貧しくなってる。親子の時間もなく、ただ飯だけある、お金だけ与えてればいいとか、そういうところで親からの愛情は知らずに育って、愛されてるってのがなんなのっていう。愛されたことがないから愛することができないって、本当にそれってすごく分かるし。でも、愛されたことないけど、子ども欲しくて、子どもを愛したいっていう子にもこないだ会って。ただ、でも、愛されたことないからどう愛していいかも分かんないとか、それって本当そうだなって。だから、男女との交際についても愛してるとかじゃなく、ただ寂しいから一緒にいるとか、その人が好きで愛してるからこそ、互いのパートナーとしてじゃなく。そこが今の日本はそういう変わってるっていうか。

 

B: ある一方で豊かになれば、ある一方がすさんでいくってね。

 

A: 寂しいっすよね。

 

B: 本当にそう思いますよね。確かにね。こっち来させてもらって思うのは、便利ですよね、すごく。いろんなものもあってね。でも、その反面、自分の心っていうものはしっかりやっとかなあかんなって思いますよね。

 

 

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第十九回に続く

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