株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラム対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 アルコール依存 傷つけあう人間関係⑰

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

アルコール依存 投げやりな考え

B: 投げやりですよね。投げやりな考えを生み出してること自体が結局、病気、病状なわけですから、僕はそう思ってるんすけど、自分自身のこと。健全な考えじゃないことを考え出すようになってんのが病気かなっていうふうに思ってるんで。そういう本当によく言われるように、考え方と行動を変えるっていうことは多分そういうことなんかなって思うんすよね。なんでも僕もそうでしたね、投げやりになっちゃう。どうせ俺が酒飲まなくなったってこいつら変わんねえしって。仕事してたとき、本当にそうでしたね。小言言われるたんびに、いや、どうせ俺が真面目にやったって、どうせおめえら、俺の評価も態度も変わんねえだろって。

 

A: だから、これってきょうの始めの自分を好きになれない、自分を大切にできないからこそ、そうなってしまうのかなって。

 

B: 普通そうですよね。

 

A: 自分のことが好きで大切にできていれば、そういうことはしないだろうし、そんな考えにならないですもんね。そこって愛されている存在だ、大切に思ってくれている人がいるって分かってれば、悲しませたくないからって、一瞬そこで立ち止まって、でも、そういう人がいないからこそ、もうどうでもいいやって悲しもうが何しようがもう自分のことしか考えてないから。だから、やったのかもねって、今、思ったっすね。

 

B: 自分を愛してやるっていうことをする必要があるんすよね。本当に。かけがえのない自分ですし、ましてや人生は一回きりなんですからね。だから、確かにそう言われれば、僕も自分のことは今も全部が好きかって言われたらそれはちょっとクエスチョンマーク付くんですけれども、そうでしたよね。結局、俺なんかっていう、常にそういう考えが先頭に立ってるから、うまくいくわけないんすよね。

 

A: そうですね。自分に自信が持てずに。だから、自分が本当に愛されてる存在だって分かれば、そういう気持ちにはなんないし。でも、そこで俺が気付けたのは神さまからの愛がそういうふうにも変わることができたなって。愛されてる存在だっていうのが分かって。そこを気付けたからこそ、自分のことも大切にできるようにもなったし。自分の嫌だったところも好きになろうとしてるというか、なってきてるのかなって思うんすよね。小さい頃から親からの愛って絶対に、親からの愛がなければ赤ちゃんから子ども、子どもから大人って、赤ちゃんなんて親からの愛がなければ死んじゃうわけだから。親からの愛っていうのがどれほど大切なのかなっていうのも気付くし。でも、だからといって、溺愛され過ぎてもいけないなっていうのも思いますよね、見てると。なんでもしてあげちゃう、親が。

 

B: 今の子どもはまさにそうじゃないですか。ゆとり世代なんていわれてね。

 

 

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第十八回に続く

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