株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラム対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 アルコール依存 傷つけあう人間関係⑯

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

アルコール依存 壊れた信頼

B: はい。信頼について。薬物を使うのをやめたからといって、壊れてしまった周囲からの信頼がすぐに元通りになるわけではありません。何度もあなたに裏切られたと感じている人は確かに今はやってないかもしれないけれど、そのうちまたという気持ちをなかなか拭えないからです。つまり、信頼を回復するためには時間が必要です。そして、言葉だけではなく行動で示す必要があります。薬物を使わずに規則正しく安定した生活を送り続けていくことです。すぐに信頼を取り戻せないからといって、焦ったり諦めたりしてはいけません。しっかりとした生活を続けていけば、きっと周囲の人の評価も変わっていくはずです。

 

A: まさにそのとおりですよね。何度人を裏切り迷惑を掛けてきたか。

 

B: そうですよね。それまでのことってすぐぶっ壊せるもんですからね。またそれが再築していくには時間がかかると。本当に僕でいえば、飲むのは簡単なことですけれど、でも、それをしてしまったら、この信頼っていうものは一気に総崩れしますよね、当然。またどうせ、B:のやつ、飲みやがったっていう、そういう烙印を押されて。

 

A: 昨日、講演会の行って、それで初めて聞いたのが依存症の人っていうのは安定してた生活を急にぶち壊したくなるっていう、そうなんだと思って。だから、例えば、ずっとやめてたり、本当に仕事もちゃんと安定してたのにもかかわらず、薬をいきなりやりたくなって使って、それまでちゃんとした仕事もあって収入もあったのに、ぶち壊してしまうって。それが◯◯ 。◯◯ もこないだそれを言ってて。だから、本当安定して、順調にいってたのにもかかわらず、ぶち壊したくなっちゃうんですって、◯◯ が言ってて。それをこないだ言って、昨日も聞いたから、ああ、そうなんだって思ってて。それが依存症の考えだってこと言われて、俺はそれはなかったから、ずっとやってたから、やりっぱだったから。

 

B: でも、衝動に駆られてとかっていうのもあるんでしょうけれども、要は、安定したのに飽きちゃうとか、つまんなくなったとか。

 

A: つまんないから刺激が欲しくなってね。

 

B: で、やるんですかね。

 

A: そういうのもあるんだと思って。俺がやってなくてやったっていうときは、イライラしたりとか、もうどうでもいいやっていうときが多くて、もう先のことは考えずに、今の現実から逃げたいとか、そう思ったとき、なんだっていいやっていう、そういう気持ちからやって、そこからずるずるいって、人の信頼も平気で裏切ったし。人との関係もいつどうなってもいいやって思ってたのが正直なところであって。

 

 

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第十七回に続く

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