2018/06/10

対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 アルコール依存 傷つけあう人間関係⑨

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

アルコール依存 本音を話せる関係を築く

A: ありがとうございます。俺はこの支配する、支配される関係ではなく、お互いに尊重しつつ、本音を話せる関係を築いていくこと。また、自分自身がその人の顔色を伺っていいことばかりを言うのではなく、さっき言った本音を話すこともそうだし、あと、その人に感謝すること。さっきもB:さんも言ったように、自分勝手に自分の思いどおりにしか生きられなかったから人のことなんて全く思ってないし、人からされたことに対しても当たり前とか当然だって思っていて。その人に対して、そのありがたい気持ちや感謝っていうことがないから自分でもそういう人間関係しか築けなかったわけであって。その人にしてもらったことを感謝していくこと。向こうの人、感謝したことによってそっちの人が逆に何か感謝されなくても根に持たないというか、ことかなと。でも、本当にこの人間関係によっていろいろ、社会において人間関係が一番大変っすからね。その中でもどう健康的な健全なつくっていくか。人は人を変えられないけど、自分は変えていくことができるわけであって、どのように構築して。そう思うと、正直に生きていくことかなって思いますよね。では、次、B:さん、読んでもらっていいっすか。

 

B: はい。相談相手をつくる。薬物を使わないでいるためには自分の正直な気持ちを伝えられる相談相手や仲間がいることがとても重要です。例えば、覚醒剤を使いたくて仕方がないという気持ちになったり、思ったように薬物への誘惑を断ち切れないと感じても、すぐに投げやりになる必要はありません。やめようと思っていても、すぐにきっぱりとやめられるとは限りません。使いたい気持ちは出てくるものです。そのようなとき、事態を分析することで次の対策をとることができます。薬物の問題に理解のある人に今の状態を正直に説明して、今後のより良い対策を一緒に考えてもらい、もう一度トライすればよいのです。薬物の良さが分からない、使うやつの気が知れないという態度をとる人や一方的にあなたを責めたり非難したりする人は適当な相談相手ではありません。秘密を守ってくれて、あなたが薬物を使わないように支えてくれたり、勇気付けてくれたりする人が望ましい相談相手です。そうした人に対してならば、そんなことを言ったら駄目なやつと思われるのではないか、怒られるのではないか等と心配せずに、自分の気持ちを正直に打ち明けられることでしょう。もちろん、このような安心して話せる信頼できる人をつくるには、あなた自身、長期間努力し続ける必要があります。積極的に探してみましょう。◯◯ やNA等では、もともと薬物を使っていたけれど、今はやめている人々に会えますから、そこで仲間づくりをすることも役に立つことでしょう。

 

 

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第十回に続く

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