2018/06/10

対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 アルコール依存 傷つけあう人間関係

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

アルコール依存 人間関係

A: 6月1日午前中の朝のプログラムを始めたいと思います。 きょうは前回の続きの薬物と人間関係、からですかね。 最初、下から4行目まで、俺が読みますんで。あなたを傷付ける人間関係。薬物の問題を抱えている人の中には自分に自信を持てず、自分を好きになれない、自分を大切にできない人が少なくありません。そして、この自信のない人は自分を傷付けるような人間関係に巻き込まれやすく、そこから抜け出すこともなかなかできません。そして、ますます自信を失い、自分のことがさらに嫌いになるという悪循環に陥ってしまいがちです。  薬物の問題のある人が巻き込まれやすい自分を傷付けるような関係には、否定される関係と支配される関係という二つのタイプがあります。否定される関係とは日常生活での身近な人、かっこ、職場の上司、家族、パートナー、友人等からあなたの能力、容姿、行動を否定される関係です。こうした人間関係を続けると自分でも気付かないうちに心が打ちのめされ、ものの考え方が投げやりになり、自分の価値に疑問を抱くようになったりします。薬物からの回復についてもそのプログラムに取り組む意欲が湧いてこなくなるでしょう。支配される関係とは相手の言いなりにさせられたり、束縛されたりする関係です。この関係において同意されないと相手は途端に不機嫌になったり、同意されるまでねじ伏せようとします。脅しや暴言、ときには暴力を使ってきます。その結果、支配される側は自分が否定されると感じるだけでなく、相手に屈服させられる感覚を持つようになります。そして、相手の顔色を伺ってびくびく生活するようになってしまいます。というところですね。この中で、どうですか、B:さん。

 

B: 僕は支配してた側ですね。なんでもかんでも。家庭は言うまでもないんですけれど、仕事とかでも支配っていうか、相手を要はコントロールしようとしますよね。結局、自分の言ったとおりにしろみたいな。ですんで、これは本当に職員になってから随分その傾向があったなと思いますよね。自分が担当させてもらえる現場に作業員、誰々って分配していくわけじゃないですか。その現場が決まったときに、誰々さん、誰々さんお願いしますっていって、ここまでは普通なんでしょうけれど、いざその現場が始まって現場行ったら、あんたこうせえああせえって。一番ひどかったのは、朝の現場、その始まる前に作業員さんが一服しながらいろいろ話してるところを自分がただ腹いせかなんか知らんけど、現場にちょっと顔出して、おめえら、口動かさないでいいから手動かせ、ばかって、そんな悪態ついてましたからね。今度は、人けのつかないような所の山のそういう路肩とかあるじゃないですか。そこに車止めて週刊誌見ながら、てめえは仕事さぼって、本末転倒ですよね。

 

 

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第二回に続く

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