2018/06/09

対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 アルコールと人間関係⑨

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

アルコール依存 常習的な嘘④

A: それでふんだくって。酒に変わってしまうと。

 

B: 文字通り水の泡っすよね。だましたね、本当に。別に、言うたら、30万ももらうなんて、今でこそおこがましいとは思いますけれど、あの当初は、本当にだましてましたね、わざとふっかけて。

 

A: でも、それ正規だと、本来はいくらぐらいなんすか。

 

B: 会社によって、単価はよりけりでしょうけど、でも、やっぱり、20とか30ぐらいはもらっていい仕事っすよね。本当に危ない仕事なんでね。

 

A: でも、それちゃんとB:さんやるんでしょう?

 

B: 一応はやりますよ。

 

A: ならいいんじゃない。仕事だから。

 

B: ひでえ話すよ。10万もらえりゃ、言うたらもうけなんすけど。ふっかけて。

 

A: 30万とか50万とかだったらあれだけど、安くやってあれなんだからね。ちゃんとやってるなら。

 

B: 一応は、ずれ込んでしまったりとか、結構いろんなことあって、やるのはやってましたけれど。本当に、例えば、ここに家があって、そり立ってるような崖の所とかあるじゃないすか。こういう崖の上に立ってるような木とか、こんなものは専門職の仕事ですよね。もしくは、ラフター呼びますからね。ラフターの基本料って、俺が使ってたところは、ラフターの基本料だけで20万しますから。

 

A: ラフターってどういう?

 

B: クレーンすね。クレーンでつって、切ってかないと、もう倒しようがないんで。あと、基本料とオペ代っつって、それで20から30ぐらいしますからね。クレーン、1日の料金。だから、結構なあれなんすよね。でも、そういう仕事は、結構こっちが良かったんで、飛び付いてましたよね。仕事できるようになってから。結構横のつながりで、「B:君、こういうとこあんだけど」っつって、結構もらえてたんで。もちろん、受けた会社がいくらかマージンバックしてんすけど。でも、俺はそこからさらにふっかけて。

 

A: でも、仕事だから大丈夫すよ。だまし取ったわけじゃない。

 

B: 悪代官にもほどがある、本当に。

 

 

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第十回に続く

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