2018/06/05

対談記事:アルコール依存当事者×薬物依存当事者 依存当時の生活⑪

Aさん(薬物依存当事者)

Bさん(アルコール依存当事者)

 

 

仲良くなったときのコミュニケーション

A:そこ訓練して。そのいいところだけ出すようにしたほうがいいんじゃない。

 

B:その通りだとは思うんですけれど。

 

A:まず自分が正直になって。心開いて。でもそれができれば苦労はしないと。

 

B:だから結局仲良くなって慣れて。なんだろうな、言わなくてもいいことを今度言い出しちゃうんですよね。

 

A:人を傷付けるようなこと。

 

B:いや、そこまで傷付けるようなことではないんですけど多分、なんか言っちゃうんですよね、本当にペロッと。例えば、なんだろうな。

 

A:例えばじゃあ俺にだったらどういう。

 

B:多分、あっその十字架くださいとかって。

 

A:別にいいじゃないそれ。ああそうなのって。

 

B:そういうこと言っちゃうんすよ。ああいいっすね、それ。

 

A:いやいや普通だと思うよ。全然普通だね。人を傷付けるようなことは駄目だけど。そこは別に関係を築いていく上で、いやそれいいっすねって。例えばそのシャツ着なくなったらくださいよとか。いいよいいよ、つって。僕は。

 

B:そうか。

 

A:やっぱ人を例えばけなすようなこととか、その人の体のこととか。それでもたまに冗談で本当に仲いい人には言っちゃったりもするけど。でもそこはそういうとことか。本当にその人が傷付くようなことを言わなければ。

 

B:そういうことは言ってるあれはないんですけど。

 

A:だったら全然普通。だから結局そこでBさんずっと抑えてることによって、人間関係の構築も進まないと思う。もし本当に仲間というか、だったらBさんそれはちょっとやめようって言ったときは、Bさんはあっ、そっかって。そこで初めて気が付けばいいわけだし。ちゃんとこのお互いがいいところ悪いところを言える仲っていうのが健全だと思うし。Bさんもきっとそれを言ったことによって、例えばその人がちょっと傷付いたかなとかって思ったら、そこはじゃあ、今度はちょっと言い方を変えてみようとか。ていうふうにしていったほうが俺はいいと思う。だから変に抑えてる必要はない。俺だって結構何でも言うじゃない。例えばだよ。俺明日から休みだ、Bさん俺いなくて寂しいでしょとかって言うでしょ。

 

B:言います。

 

A:でしょ。そういうのやって、別に俺はBさんと本当に仲いい友達だしさ。それを言って俺別にそれ言ったことに対してBさんが傷付くわけないじゃん。

 

B:ないです。

 

A:でしょ。

 

B:笑かしてそういうふうに言ってくれてんだな。冗談交じりに。

 

 

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第十二回に続く

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