2018/04/26

アルコール等の依存症回復ワーク18.生きづらさと向き合う②

子供のころに形成された信念/考え方

人には、子供時代に満たされるのが当然である欲求が5つあります。

 

・愛してもらいたい

・物事をうまくできるようになりたい

・自分の気持ちや考えを大切に扱ってもらいたい

・のびのびと振る舞いたい

・自分を律することができるようになりたい

 

の5つです。 これらの欲求がある程度満たされると、人は健やかに育ちます。

反対に、その欲求がみたされないと、傷つきます。

もちろん、欲求が100%みたされなくても、ある程度満たされるならば、そのことに満足しつつ、その一方で、満たされない欲求に折り合いを付けることを学びながら、少しずつ成長していきます。

 

しかし、あまりにも大きな傷つき体験に出会ったりすると、あるいはそれほど大きくはなくても、あまりに繰り返し体験したりすると、その「傷つき体験」をもとに、生き辛さを生む考え方が形成されていきます。

 

 

 

生きづらさに関する考え方

まず、どんな種類の考え方があるのかを、見ていきたいと思います。

 

■①愛してもらえないケース

 

「お前なんか、産まなきゃよかった」「いつも、何をわけのわからないことをいっているのだ」などと言われると、次のように、人とよい関係を持てない考え方をするようになります。

 

1.見捨てられるに違いない、という考え方

→「人は自分を見捨てる」「自分は見捨てられる」というように人や自分を捉える考え方です。 この考え方を持つと、安定した人間関係を築けません。見捨てられるのが怖くて、友人、恋人、家族などの相手に激しくしがみつく人もいれば、見捨てられる前に自分から相手との関係を切ってしまう人もいます。見捨てられてみじめなおもいをするぐらいなら、最初から人と関係をもたないほうがいい、と人と関わらないようにする人もいます。

 

2.人を信じてはいけないという考え方

→「人は基本的に自分を攻撃してくる存在」なので、うっかり人を信じたらひどい目にあう、という考え方です。

この考え方を持つと、人に心を開こうとせず、「やられる前にやってしまえ」という思いに駆られて、やたらと攻撃的、挑戦的にふるまう人もいます。

人から親切にされると、「何か企んでいるのではないか?」と疑って、かえって距離を開こうとします。

信じてもよいかも、と思える人が現れても、疑い深く相手の言動を確かめようとします。

また、信じてみようと思う人には、過剰に期待をしてしまい、その結果、期待通りでなかったと落胆して、より不信の念を強める場合があります。