2018/04/25

アルコール等の依存症回復ワーク18.生きづらさと向き合う

ポイント

1.ある出来事やある状況で思い浮かぶ考えには、いつも頭のなかにある考え方が影響していることを知りましょう

2.昔は役に立っていた考え方が、今となってはむしろ、自分に負担をかけ生き辛さをうんでしまっていることを理解しましょう

3.自身の生き辛さをうみだす考え方、根本について理解しましょう

 

 

 

改めて、自分の生きづらさに向き合う

順調に回復の道を辿っていても、悩みが尽きない、という人も多いでしょう。

そのような人は、心の深い部分に長い間、生き辛さを抱えてきた人かもしれませんので、今回はそのトピックについて取り上げていきたいと思います。

まずは、生きづらさに気づいていくことから、スタートしていきましょう。

 

 

 

常に、頭のなかにある考え

生きづらさは、多くの場合、いつも頭のなかにある考え方、つまり自分や他人や世界についての思い込みと、関連しています。

 

例えば、「一人でいる」という状況について。 「自分は嫌われる存在である」という考え方を日頃からしていると、その状況において、「やっぱり一人なんだ、嫌われているからだ」という考えが浮かんでしまうかもしれません。

 

一方、「人は自分に危害を加える存在だ」という考えを日頃からしていると、同じ状況においても、「ああ、落ち着くわ」という思いになるかもしれません。

 

つまり、いつも頭のなかにある考え方によって、置かれた状況と捉え方が全く違うものになるのです。

 

このいつも頭のなかにある考え方は、本来、自分を生きやすくしたり守ったりするのに役立つものとして、経験の中で作られてきたものです。

たとえば、虐待されたりいじめられたりしていたとして、その最中に、「人は信用できない」という考え方をすることは、自分を守る、という観点においては適しているかもしれません。

 

しかし、信じて良い人に対しても、「人は信用できない」という自分の価値観を持ち続けていると、それは自分を苦しめてしまいます。

人間は、自分にとって本当に信じられる人、あるいは互いに信じ合える人と繋がって、共に助け合いながら生きる存在だからです。

 

つまり、その人を守ったり、生き延びたりするために作られた考え方が、かえってその人を生きづらくさせてしまうことがあるのです。