2018/04/25

アルコール等の依存症回復ワーク16.体験の受け止め方③

考えや気分・感情に対するワーク

ここでは、ふと思い浮かぶ考えや気分・感情に焦点を当てたワークを紹介します。

 

 

 

考えや気分・感情をはっきりさせる

 

■①「と思った」ワーク

 

浮かんできた考えの一つ一つに、「と思った」と付け足すことをひたすら繰り返します。

 

※コツ:「なんで私ばかりいつもこんな目に合うのか」との思いが浮かんだとして、それに「と思った」を付け加える、「生きていくのって大変だ」との考えに、「と思った」を加える、「自分はもうおしまいだ」に「と思った」の言葉を付け足していく、といったイメージです。

一つの考えに取り憑かれて、頭の中にその考えがぐるぐるとまわっているままだと、嫌な気分が次々と引き起こされてしまいます。

思い浮かんだことに、「と思った」を付け加えることで、自分にそのような考えが浮かんだのだと気づき、グルグル思考から離れ、その考えやそれに伴う気分・感情を眺められるようになります。

 

 

■②気分・感情の実況中継

 

自分の気分、感情に注意を向け、それを言葉で表現して、その強さを%(パーセント)で表すことを、実況中継風に続けていきます。

 

※コツ:「ああ、今、悲しくなってきたぞ。悲しみの強さは20%、いやだんだん悲しみが強くなってきた。

今は40%ぐらいに。。。ああ、落ち込んだ気持ちも加わってきた。落ち込みの度合いは30%」といった感じです。

ネガティブな気分や感情であっても、それから逃げず、あるがままに感じ続けます。

どんなに強烈な気分・感情であっても、そのうちに必ず弱まっていくので、その「弱まり」も感じ続けるようにしてみましょう。

 

 

■③シャボン玉のワーク

 

ストローをフーっと吹いて、シャボン玉をつくっているところを頭の中でイメージしてみます。

できたシャボン玉をあなたの気分・感情そのものと見立てて、シャボン玉となった自分自身の気分や感情をそのまま眺め、味わいます。

 

※コツ:ある気持ち、例えば、ものすごく不安で心細い時に、イメージ上で、自分の気持ちを込めたシャボン玉を吹いてつくってみることとして、できたシャボン玉を眺めながら、「ああ、今、私は不安で心細いんだよね」と感じ、次第に、シャボン玉が消えていくのを眺めながら、「私の不安や心細い気持ちもきえていくかな、、いや、まだ不安だし心細いな」と受け止め、「ならもう一回シャボン玉を吹いてみよう」と繰り返していきます。

気分、感情をシャボン玉の形でしっかり感じ、味わい、その一つ一つのシャボン玉がやがて消えていくのを見届け、その気分・感情も手放す、ということを目的としています。