2018/04/24

アルコール等の依存症回復ワーク15.アルコール依存から回復するために:体験に気づく②

ひとりでに浮かぶ考えをとらえる

考え、つまり頭に浮かぶ考えやイメージに気づくにはどうしたらいいでしょうか?

考えには、「いつも頭のなかにある考え方」もありますが、ここでは、「その時、その場で自動的に浮かぶ考え」を扱うことにします。

 

ある出来事や状況をどのように考えるか、つまり解釈したり意味付けしたりするかによって、気分・感情、身体反応、行動は変わります。

ストレスを弱めるのに、ストレス刺激の捉え方、つまり考えを変えるのが一つの方法であると、本サイトのブログで記載したとおりです。

 

そして、その考えを検討するには、まず、どんな考えが頭に浮かんでいるかに気づく必要があります。

それに気づくには、次のように自分に問いかけることが役に立つでしょう。

 

 

 

■ある出来事や状況への考えを明らかにするための問いかけ

 

・どんな考えが頭をよぎった?

・どんなセリフが浮かんだ?

・どんなイメージがぱっと湧いた?

 

同じ出来事や状況に対しても、思いつく考えは人によって様々です。 以下、例になります。

 

■事例

 

・電車で足を踏まれた場合

→なんで自分が足を踏まれなければならないのか  

→この足の痛みもアルコールを飲めば忘れられる  

→◯あれあれ、よろけちゃったのかな

 

・寝過ごしてしまった

→こんなことを繰り返してしまう自分はなんてダメな人間なんだ

→今更職場に行っても怒られるだけだし、今日は休んで酒でものもう  

→◯明日からは目覚まし時計2個つけてみよう

 

・明日が仕事の〆切

→期待通りに仕事ができないと解雇されてしまう  

→頑張って仕事をするために、一杯アルコールをひっかけるか  

→◯実力を認めてもらうチャンスだ、頑張ろう

 

いろいろな事例がありますね。

対応として自分への負荷が高いものも、低いものもあります。

自分のストレスになりにくいもの、なりやすいものもあり、上記事例で「◯」をつけたものは、ストレスを引き起こしにくい考え方の事例です。

 

前向き・楽観的な考え方が、こういった場面では有効だと思います。

自身の考え方が、たとえ適当でなかったり、ストレスを引き起こしやすいものだとしても、その考えにまずは気づくことが大事です。

 

その考えにきづけば、次のステップ、つまり浮かんだ考えがその場にふさわしいかどうか、ストレスにならないものかどうか判断する段階に進むことができ、その判断の結果、その考え以外の考えに至るという対策を取ることが可能になるからです。