2018/04/22

アルコール等の依存症回復ワーク15.依存から回復するために:体験に気づく

ポイント

1.体験に気づくことの大切さを知りましょう

2.気分・感情や身体反応を言葉にする練習をしていきましょう

3.どんな考えが浮かびやすいか、検討しましょう

4.ある行動がどんな経過で生じ、その結果どうなったかに意識を向けましょう

 

 

 

自分をしっかり観察する

今回は、自分に何が起きているのかを細かく観察していくことを扱います。

前回は、ストレスについて取り上げましたが、このストレスと上手に付き合うにも、まずはその状況の中で、自分がストレスを体験していると「気づく」ことから始まります。

 

観察するのは、何もネガティブなものに限りません。

ポジティブなものに気づけば、それだけ人生が豊かになるでしょう。

 

自分に目を向ける習慣がなかった人もいるでしょう。

中には、自分の気持ちや体の反応に、できるだけ気づかないように心がけてきた人もいるでしょう。

気づかないようにするために、アルコールに頼っていた人もいるでしょう。

 

そうした人にとって、自分を観察するということは、これまでと逆のことをすることなので、すぐにできるようにならなくて当然です。

自分の考えに気付けるようになるまで数ヶ月、自分の気分・感情に気付けるようになるまでさらに数ヶ月かかることもよくあることです。

 

しかし、心配する必要はありません。

自分をしっかり観察することは、一種のスキルなので、練習を続ければ上達していきます。

ですから少しずつ、焦らず自分を観察していく習慣をつけていきましょう。

 

 

 

気分・感情や身体反応を言葉にする

気分・感情、つまり心に浮かぶ様々な気持ちに気づくには、どうしたら良いのでしょうか。

自分の気分・感情にぴったりした言葉がみつかると、自分の気分・感情がよりはっきりしていきます。

 

以下の事項を参考に、今の気分を確認してみましょう。

 

■気分・感情の例

・うれしい

・たのしい

・さわやか

・やる気

・ウキウキ

・愉快

・ラッキー

・おだやか

・平和

・泣きたい

・気になる

・苦痛

・受け身

・びっくり

・やるせない

・焦り

・がっくり

・ショック

・いとおしい

・いい気分

・憂鬱

・リラックス

・不信感

・なげやり

・残念

・必死

・不思議

・無理

・ハッとする

・くつろぎ

・ほっとする

・嫌な感じ

・辛い

・おろおろ

・孤独

・ヒヤヒヤする

・腹立たしい

・うざったい

・疲れた

・脱力感

・絶望感

・恥ずかしい

・むかつく

・いたたまれない

・怒り

・緊張