2018/04/20

アルコール等の依存症回復ワーク.9合法ドラッグとしてのアルコール

ポイント

1.お酒が薬物の引き金になりやすいこと、そしてお酒をどのような時にのみたくなるのか、 理解しましょう。

2.お酒が、体にどのような影響を与えているのかを理解しましょう。

3.お酒を辞める方法の一つである抗酒剤について学びましょう

 

 

 

アルコールは薬物の引き金

覚醒剤を辞めていた人が、再び覚醒剤に手を出してしまうきっかけの90%近くが、お酒を飲んで「ほろ酔い」になっているときだとする研究が有ります。

つまり、お酒は、覚醒剤を使ってしまう強力な引き金です。

 

また、お酒は、覚醒剤の後遺症である幻聴、妄想、勘ぐりの回復を遅らせます。

同じことは、覚醒剤とは薬理作用の異なるマリファナのような薬物についてもいえます。

 

つまり、覚醒剤をやめつづけるためには、お酒を飲んだりマリファナを吸ったりすることもやめなくてはいけないのです。

しかし、多くの人にとって、お酒をやめることは、大変難しいのです。

その理由はいくつかあります。

 

薬物を使ってしまう外的な引き金として、お酒を飲むことも含まれていました。 ここでは、どんなシーンでアルコールを摂取したくなるのか、見ていきましょう。

 

 

 

1.人付き合いとして

一緒にお酒を飲むことで、仲間意識をつくっていこうとする傾向が、日本の文化にはあるようです。

宴会で、「俺がついだ酒がのめないのか?」などと言われてしまったり、酒を飲まないでいると、「つまらないやつ」という烙印を押されてしまったり、というものです。

こうした状況をどのようにして乗り切ればいいのか、事前に設計しておきましょう。

 

 

 

2.儀式として

結婚式で、三三九度の杯を交わすなど、儀式としてお酒をを飲む習慣が私達の文化にはあります。

儀式ですから、その通りに振る舞わないとひんしゅくを買うこともあります。

こうした状況をうまく回避するためには、事前に、親戚などの身内に根回しをしておくことが大事でしょう。

 

 

 

3.不安・うつ・不眠の時

お酒を飲むと、不安やうつ、あるいは不眠といった問題が一時的に和らぐ気がします。

しかし長期間飲酒することは、実際には、気持ちを和らげるよりも、むしろうつやパニック発作の原因になります。

 

 

 

4.お酒は問題ないという考え方

お酒は違法ではないから問題ないと考える人がいます。

また、覚醒剤などの違法薬物を使っている人の多くは、それほど大量にお酒を飲むわけではないので、お酒を飲んでもかまわないと思いがちです。

 

しかし、飲酒は、頭をぼーっとさせるので、理性がはたらかなくなります。

物事を正しく考えられなくなる結果、不適切な性的行動や粗暴な行動に走ったりします。

殺人や傷害、強制わいせつや放火などの犯罪、さらにドメスティックバイオレンスのような家族や恋人に対する暴力は、飲酒中に起こりやすいと言われています。