2018/04/19

アルコール等の依存症回復ワーク8.再発を防ぐために⑤

再発への対処

ここまで、アルコールの再使用につながるような再発についてふれてきました。

アルコールを再び使わないためには、再発に対処することが大切です。

 

以下は、自分が再発の状態にいると気づいた時におすすめの行動例です。

この他にも、もっと良いものがあるかもしれません。 今のうちに、自分の実行できそうな対処法を考えておきましょう。

 

・援助スタッフに連絡・相談する

・医者の意見を聞く

・AA(アルコホーリクス・アノニマス)のミーティングに行く

・家族の意見を聞く

・休みをとってみる

・スケジューリングを見直す

 

反対に、前回までのワークでご紹介した「感情のうっ積」「依存症的な思考」「依存症的な行動」をしているときは、アルコールを再使用したいという欲求が高まっているサインです。

また、「引き金となる場所、人、物、状況を避けない」「アルコールを摂取してしまいそうな危ない状況から離れようとしない」「危ない状況にいることを相談しない」「思考ストップ法をつかわない」「スケジュールにない予定外の行動をしてしまう」ことも同様に、再使用をしてしまう危険がたかまっているサインです。

 

 

 

コラム:お返しはいつすればいいの?

「援助スタッフに遠慮なく相談した方がいい」「友人に力を借りていいのでは?」と提案すると、「お返しもできないのに、一方的に助けてもらうことなんてできない」「助けてもらうばかりでは心苦しいから、助けを求められない」「今時分は弱っていて、何の役にも立たないから、人に何かしてほしいなんて言うことは気が引ける」という人がいます。

 

人に何かしてもらった時に「お返しをしなくちゃ」と思うことはとても良い、人間らしい気づきだと思います。

※そういう意味でも、依存症になる人はいい意味でも悪い意味でも「マジメすぎる」傾向がある人が少なくありません。

 

でも、お返しはたしかに大事ですが、今すぐにしなくてはいけないものでしょうか?

これまでを振り返り、誰かに何かをしてあげたとして、自分はその見返りをすぐに相手に求めますでしょうか?

 

お返しは、自身が回復し、余裕のある状態になってからすればよいのです。

助けた人にとって、何よりのお返しは、それが実際に人の役に立ったということですし、あまり重く考えすぎる必要はないと思います。