2018/04/15

依存症回復プログラムに参加する意味・意義

依存症回復プログラムに参加する意味・意義

このようなプログラムに参加することに消極的な人は一定数(むしろ大多数)います。

消極的な理由・主張としては、大まかに以下のようなものが多いです。

 

 

 

1.もうやったことがあるよ

アルコール、薬物、ギャンブルを「やめる」のは簡単です。

ご本人もこれまで様々なプログラムに参加し、数日・数週間・あるいは長い人で数ヶ月等、何度もやめることに成功してきたと思います。

 

しかし、大事なことは、「やめ続けること」です。

やめ続けるには、依存症回復プログラムに何度も・繰り返し・参加し続けることです。

1,2回参加し、「自分には必要ない」と思われた方も、プログラムに参加し続ける中で、自分の中で見えてくるものが有ります。

 

 

 

2.他にやらなきゃいけないことがあって忙しいんだよ

社会生活の中で、仕事への復帰・家族関係の修復など、色々やらなければいけないことが多いでしょう。

その中で、「プログラムなんかに通っている暇はない」と思ってしまう気持ちもわかります。

 

しかし、アルコール、薬物、ギャンブルの誘惑(強迫観念)は突然襲ってきます。

仮に仕事や家族関係が順調に続いていても、まるで誰かが罠でも仕掛けたように、「気づいたらお酒を飲んでいた」という状態になってしまうこともあります。

※それがいつなのかは、誰にもわかりません。安心して・油断して忘れた頃にふっとやってきたり、自分では耐え難いほどの苦しい出来事に襲われた時に、再発してしまうケースが多いです。

 

100%の方法はありませんが、世界中の研究で「依存症プログラムにより長い期間、より多くの回数参加した人のほうが、再発・再逮捕される可能性が低い」ことが明らかにされています。

 

であれば面倒でも、少しでも可能性の高い方法をとっておく、保険を掛けておくほうが、賢い生き方ではないでしょうか?

 

 

 

3.かえってお酒のことを思い出す

このような理由から、プログラムに参加することを「無駄だ」「逆効果だ」と考える人もいるようです。

 

しかし、この前提は正しいとはいえません。 というのも、アルコール、薬物、ギャンブルをやめ続けるために必要なことは、「それらのことを忘れる」ことではなく、「自分たちはそれらに対して無力であることを忘れない」ことだからです。

 

どんな依存症であれ、その状態に陥ってしまった人は、最後にそれを摂取した・経験した時の「抗いがたいほどの快感」を死ぬまで忘れません。

むしろ、かたときもアルコール、薬物、ギャンブル等のことを忘れずに生きていきましょう。

 

 

次回:ワーク2.心身への弊害