2018/04/04

アルコール依存に悩む家族が、できることは?④

STEP4.家族自身が幸せになることを考える

1.自分をほめましょう!

自分の家族が依存症になってしまった場合、「もしかしたら、私の接し方(あるいは、育て方)が悪かったのでは・・・?」と責任を感じてしまう方が少なからずいらっしゃいます。

 

しかし、本当にそうでしょうか?

 

少しドライな表現かもしれませんが、あくまでお酒・クスリ・ギャンブル等にのめり込むことを決めたのは、ご本人です。

ご家族が、「自分の責任」と思う必要はありません。 とにかく、家族は家族で、人生を楽しむことが大事です。

 

それは友人でも恋人でも同じ。ある人の悪い部分を「自分の責任だ」と抱え込んでしまうと、どちらもその関係から抜け出せず、最終的にはお互いが苦しみながら生き続けることになります。

 

「自分のせいではない」と考え、まずはあなた自身が自分の人生を生きていくことです。

 

・自分自身が豊かにならなければ、相手を気遣い・親切にすることは難しい

・何より、今まであなたはこの問題をなんとかしようと、必死で頑張ってきた

 

この2点から、あなたの努力は賞賛され・あなたは楽になるべきなのです。

まずは自分を褒める言葉を、自分にかけましょう。

 

■自分をほめる言葉 例:

・私は、家族の問題に対して、本当によくやっている

・相談にでかけて、この問題をなんとかしようとしている自分は、偉い

・息子(夫)に暴力を振るわれても、、見捨てずにいる私は、すごい。なかなかできることじゃない。

・以前よりも、夫が問題を起こしても、落ち着いて対応できるようになった

 

いかがでしょうか。

他にも思いつくものがあれば書き出してみて、実際に声に出して言ってみることがベストです。

 

 

 

2.自分へのご褒美・リフレッシュ方法を考えましょう

自分を褒めたあとは、実際に自分へのご褒美をあげるべきです。 こうした自分をご褒美をさぼらないことが、あなたの生活を豊かにする上でとても大事になります。

 

以下に、ご褒美の具体例を記載します。

・温泉

・散歩、ジョギング

・コンサート

・友人とおしゃべり

・マッサージ・エステ

・映画・ミュージカル

・買い物

 

どんどん、自分にとってのご褒美を書き出していきましょう。

少しずつ、気分が楽しくなってくると思います。

 

そして、書き出したら、まずはできることから実際にやってみましょう。

実際にあったご家族のケースとして、

 

「今まで家を出て何かする気になれなかったけど、思い切って趣味の映画を見に行って、いい気分転換になった。少しずつ気持ちが落ち着いて、息子のことで一喜一憂しなくなった。あとは息子次第と思えるようになった」

 

「趣味のヨガを再開して、気分がリフレッシュしました。今までは旦那のことでものすごく腹が立って、気遣うなんて考えるのも嫌でしたが、少しずつ、接し方を変えてみようと思います」

 

などの声を聞きます。 どんなに小さなことでいいので、とにかく何かご褒美を自分にあげましょう。

 

 

 

3.孤立しない

アルコールや薬物、ギャンブルの問題にお困りのご家族は孤立しがちです。 家族がこんな状態なんて恥ずかしくていえない。思い切って親や友人に話しても、わかってもらえない... やがて、心を許せる相手がいなくなってしまうご家族が多いのです。

 

難しい問題に立ち向かうためには、仲間が必要です。

自分だけで抱え込んでいては、いずれ耐えきれなくなってしまいます。

 

もしあなたの周囲に相談できる治療機関や回復施設があれば、相談してみてください。

 

当社では、元々依存症者の家族だったメンバーが複数おります。 ご家族向けの相談は営業時間内(平日10:00~18:00)に行っております。 ぜひご相談ください。

(お問合わせはこちら

 

今回は、【家族自身が幸せになることを考える】というテーマで考えていきました。

次回は、いよいよ【「一緒に回復しよう」と提案する】というテーマで、ご本人に治療・回復につながってもらうためにはどうすればいいのか、一緒に考えていきたいと思います。