株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール等の依存症回復ワーク5.依存していた生活からの回復段階(ステージ2,3)

ステージ2:ハネムーン期(2週間目~3ヶ月目)

新しい生活に慣れてくると、良い気分になって「もう、自分は大丈夫だ」と、自分に自信がついてきます。 ただし、自信の持ち過ぎは、注意が必要です。

「もう自分が回復したから、1回ぐらいいいかな」と謎の正当化をして、アルコール摂取、薬物使用をしてしまう危険性が有ります。

 

この時期は、比較的ご本人は元気です。

ですから、この後にやってくる「壁」期に備えて、自分の回復に役立つものを見つけておくことが、ご本人のためになります。

 

回復に役立つのは、

 

・運動など健康的に体を動かす機会

・規則正しい生活ができるよう、生活のスケジュールをつくり、運用する

・病院・民間回復施設のプログラムに参加する

・AA,NAなどの自助グループに定期的に参加する

 

ことなどが挙げられます。

 

 

 

ステージ3:「壁」期(4ヶ月目~6ヶ月目)

アルコール、薬物をやめて3ヶ月ぐらいたつと、今度は壁にぶつかったような期分、「なんか気分がよくない」「こんな生活はうんざりだな、しんどいな」と思うような時期がやってきます。

この「壁」期の症状は、長年、アルコール・薬物を使うことで晴らしてきた「心のうさ」を晴らせなくなったことから生じる症状です。

しかし、この症状がでてくるということは、心や体が少しずつアルコール、薬物から遠のいていることの証明でもあります。

 

とはいえ、この時期に、再びアルコール、薬物を使用する人は多いです。

嫌気がさすような今の生活に比べて、昔の薬物をつかっていた時期の楽しい刺激的な生活が、なつかしく・羨ましく感じられるからです。

アルコール、薬物等の依存症から回復する上で、この「壁」期が一番辛い時期と言えるでしょう。

 

自分が今「壁」期にいるかもしれないと認識するために、その時期の症状としてよく現れるものを紹介します。

 

・うつ

・不安

・イライラ

・物事全般的に関心を失う

・気分の変動

・デイケアや作業所にいかない

・アルコール、薬物経の強い欲求

・アルコール摂取、薬物使用

・治療をうけたくなくなる

・施設のルールに違反する

・過去の失敗をくよくよ悩む

・人間関係のトラブル

・理屈をつけて、治療を勝手にやめてしまう

・エネルギーを失ったように感じる

・しらふ状態でいることのメリットを感じなくなる

・運動をやめてしまう

・ひきこもってしまう

・アルコール、薬物の引き金に気づいたら、近づいている

・人生に希望がないと感じてしまう

・頭がぼーっとして、物事が考えられなくなる

 

もし、ご本人がこの事項で5個以上当てはまる場合は、「壁」期にいることになります。

 

この厳しい「壁」期を乗り越えるために有効なのは、とにかく活動的に日々を過ごすことです。

(運動など。強制的に。)

 

 

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