株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール等の依存症回復ワーク5.アルコール、薬物に依存していた生活からの回復段階

ポイント

1.アルコール、薬物を使っていた生活から回復していく最初の1年間には、5つの段階があることを知りましょう

2.各段階における心や体の変化を理解し、アルコール、薬物に再び手を染めないようにするための方法を学びましょう

3.特に、アルコール、薬物をやめることに飽き・嫌気がさすようになる3つ目の段階(「壁」期)について、注意して振り返り・対策を練っていきましょう

 

アルコール大量摂取、薬物使用を習慣的に行っていた人が、それらなしの生活を送り始めるとなると、最初の1年間に、5つの段階を経験するといわれています。

※病院や刑務所などの施設にいて、強制的にそれらが摂取・使用できない期間は、カウントせず。

 

・ステージ1:緊張期

・ステージ2:ハネムーン期

・ステージ3:「壁」期

・ステージ4:適応期

・ステージ5:解決期

 

アルコール、薬物に「酔う」ことで、「嫌なこと」「心配事」「不安・焦り」をまぎらわせる習慣があった人が、新しい生活を始めるとなると、様々な心と体の変化を体験していくことになります。

 

これから説明する5つの段階は、そうした心や体の変化に関連しています。

そして、それぞれの段階には、その時期特有のスリップ(再使用)の危機があります。 本人が今、回復のどの段階にいるのかを考えながら、進めていきましょう。

 

 

 

ステージ1:緊張期(最初の2週間ぐらい)

緊張期は、アルコール、薬物をやめ始めて2週間ぐらいまでの時期です。

多くの人がこの時期に「しんどい体験」をします。 心も体も薬物なしの生活に慣れていないからです。

以下は、この時期によく見られる気持ちや行動です。 緊張期にどれを自身が体験したか、チェックしてみましょう。

 

・緊張した感じ

・孤独感、心細さ

・新しい生活(住まい、担当の援助者や医者)への慣れなさ

・些細なことでもストレスに感じる

・不眠

・不安、落ち着きの無さ

・常軌を逸した食べ方

・勘ぐり

 

「アルコール、薬物なしの生活を送ろう」と本気で決意した人であれば、緊張しているこの時期に、再使用するケースは比較的少ないです。

しかし、些細な心配事から不眠になったり、不安や落ち着けない気持ちになって「ここで一度だけクスリが使えたら・・・」と考えてしまったりする場合があります。

そのため、不眠や不安があったら、すぐに担当の援助者や医者に相談しましょう。

相談しないでそのままにしておくと、アルコール、薬物を使ってしまう原因になるかもしれません。

 

この時期に大事なのは、

 

・無理をしない

・十分に休養をとる

・自分なりの生活のリズムを、まずつくる

 

ことです。

 

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