株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール等の依存症回復ワーク3.欲求と引き金

ポイント

1.アルコールや薬物が、脳にどれだけ強い影響を与えているのか理解すること

2.アルコールや薬物がほしいと思う仕組みを理解し、なぜ、自分がアルコール、薬物を欲しがってしまうのか整理する

3.アルコールや薬物をやめるためには、気持ちだけでなく、実際に行動を起こさなければいけないことをおさえる

 

 

 

アルコール、薬物は本能にも勝つ

脳には、外敵から身を守るなど生き延びるための本能を司る部分があります。

しかしアルコールや薬物は、こうした脳の働きに大きな影響を与えます。

 

例:ネズミの実験

・ネズミは危険に晒されないよう、暗い場所に逃げ込む習性が備わっている

・明るい場所と暗い場所を用意する

・明るい場所で何度かネズミに薬物を与えると、ネズミは薬物を求めるようになり、危険の多い明るい場所でもかまわずに行くようになる

 

※あくまでネズミの例ですが、本能にも打ち勝つほどの依存性があり、脳に大きな影響を与えるのです。

 

 

 

アルコール、薬物が欲しくなる「引き金」

アルコール、薬物が目の前になくても、それに関連したものを見たり聞いたり触れたりするだけで、それらが欲しくなる現象があります。

 

以下、簡単ですが、事例を記載します。

 

例:犬の実験

・犬に餌を与えると、脳が反応してよだれをたらす

・犬に餌を与えるときは、毎回ベルを鳴らすようにする

・やがて、その犬はベルを鳴らすだけで、よだれをたらすようになる

 

ベルの音を聞くだけで、餌がもらえるはずだという認識が出来上がったために、このような減少が起こります。

(脳の中で、ベルの音=餌という結びつきができる)

 

人間の場合も、同様です。 薬物の気持ちよさを知っている人が、いつも自分の車のなかで薬物を使っていたとします。

すると、車の中→薬物という結びつきが脳の中で出来上がっているため、車に乗ると自動的に薬物のことが連想され、無性に使いたくなります。

 

このように、直接目の前になくても、アルコールや薬物を使うことと関係のある刺激に出会うだけで、脳や体は自動的に反応し、アルコールを飲みたい、薬物を使いたいという欲求が生じます。

この、依存対象を摂取・使うことと関係の深い刺激のことを「引き金」と呼びます。

 

いつも飲んでいた場所、一緒にいた人、その際によく聞いていた音楽などが引き金の例です。

自分にとって引き金がどんなものだったか、一度整理していみましょう。

 

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