株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール等の依存症回復ワーク17.依存症に伴うストレスと、うまく付き合う③

対処行動を多数準備する

ちょっとした対処行動でよいので、とにかくたくさん用意しておくことが大切です。

ある状況や場面では、ある対処方法が使えないかしれません。 例えばオフロに入ってリラックスすることは、効果があるものの、いつでもどこでも実行できるわけではありません。

 

また、ある状況や場面では使える対処行動であっても、別の状況や場面では効果がないということもあります。

つまり、状況なり場面なりにあわせて使えるものを選べるように、対処行動を用意しておくのが大切です。

 

さらに、ある状況や場面で、ある対処行動を試して、効果があれば良いのですがそうでない場合は、「別の方法を試してみよう」ということで、別の選択肢を試してみるのがよいでしょう。

 

アルコール依存を抱えている人の中には、何らかのストレスを体験した時に、「アルコールを飲む」という対処行動しか持っていないので、その対処行動を使い続ける、という人がいるかもしれません。

そのような人は、アルコールを摂取して問題が起きた場合でも、「もうこりごりだ」と思った場合でも、嫌なことがあったらとにかくアルコールをのみ続けるしかありません。

 

なぜそうなるのか?

 

それは、試すことができる別の引き出しをもっていないからです。

しかも、アルコールをのみ続けることで耐性ができ、「全然酔えない」「もっと酔わないと嫌なことが忘れられない」という理由で、更に多くのアルコールを摂取するという悪循環に陥ってしまうのです。

 

「こんな人生はもう終わりにしたい」「死んで楽になりたい」と考えて、対処行動として自殺を考えてしまう人もいます。

そういう人は、おそらく効果のある対処行動をみつけられていないからでしょう。

(できれば、信頼のおける人と一緒に)コストが低くてほんの少しでも効果がありそうなものを探して、それを試していくことを繰り返してください。

 

少しだけかもしれませんが、以前よりはマシと感じられるものはきっとあるはずです。

それがみつかるまで、諦めずに探し続けることです。

 

pageTop