株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール等の依存症回復ワーク15.アルコール依存から回復するために:体験に気づく④

行動とその結果を把握する

「行動」についてみていきます。

自分の行動を把握することとは、「その時、そこで、自分が何をしたのか」に気づくことです。

そして、その結果、どうなったかということに意識を向けることです。

行動とは実際に生じたふるまいですから、心や体の状態に比べてとらえやすいものです。

 

ある状況である行動をすると、その状況にはなんらかの変化が起きます。

したがって、どのような状況で、どのような行動が起きて、その結果どうなったかを、自分なりに整理していみましょう。

 

■整理事例

 

やるきがでない状況

気持ちを盛り上げるためにアルコールをつかった

しらふになったら、もっとだるい状態になった

 

あくまで上記は単純事例ですが、ポイントは「その行動の結果に気づく」ことです。

なお、「こんな行動を取ったけれども、振り返ってみて、どうしてそのような行動をとったのか、自分でもさっぱりわからない」という人がいるかもしれません。

その場合は、ゆっくり落ち着いてその状況を振り返り、その状況で一緒にいた人から話を聞いてみてください。

何かヒントがでるかもしれません。

 

また、それでもだめな場合には、思い起こせる行動から取り組んでみましょう。

思い起こせない行動が多いようならば、心の専門家に相談してみてください。

 

その際に一人で心細いようであれば、信頼のおける誰かに心の専門家に相談したいことを打ち明けて、一緒に相談にいくのもよいでしょう。

 

 

 

日々の生活を記録して気づく

そのときごとに、自分が今、ここで、何をどのように解釈し、どのように振る舞い、その結果、どうなっているのかに気づくようになるためには、どうしたらよいでしょうか。

 

毎日1,2個、記憶に残っている状況・出来事を取り上げて、記録する習慣をつけていきましょう。

以下、記録する際の項目事例です。

 

■記録する際の項目例

 

・日付:2018年4月22日

・出来事:上司から「部署の打ち上げだ!お前もつきあえ」と言われた

・思い浮かんだ考え:仕事のつきあいに参加しないのは失礼だし、今日はしょうがないか

・思い直した考え:酒の場にいったら、今はのみたくなる。事情をきちんと話して、今日はまっすぐ家に帰るべきだ

・行動の結果:上司も事情を理解してくれ、お酒を飲まずにすんだ。まっすぐ家にかえって妻と夕食をたべたら、妻は喜んでいた

 

記録しようとすると、何気なく浮かんだことに、注意を払うことができるようになります。

そして、記録したものを見返す中で、自分によく出てくる考えにくぢたり、もっと良い考えが出てきたりします。

 

取り上げる内容は、ポジティブなことだけでなく、失敗したこと・ネガティブなこともしっかり取り上げ、記録していきましょう。

 

pageTop