株式会社ヒューマンアルバ

依存症コラムアルコール等の依存症回復ワーク15.アルコール依存から回復するために:体験に気づく③

独りでに浮かぶ考えの検討

ふと浮かんだ考えが、必ずしも適当であるとは限りません。

その考えを検討するのに、以下の項目を一つずつ考えていくと良いと思われます。

 

※以下を考えることで、一つの出来事や状況に対しても、色々な側面があることに気づくため

 

・その考えが正しいという事実や理由(根拠)は?

・その考えが正しいとは限らない事実や理由(根拠)は?

・その考えをもつとよいことは?

・その考えをもつと悪いことは?

・最悪の場合、どんな結末になる?

・最良の場合、どんな結果になる?

・現実には、どんなことになりそう?

・以前、似たような体験をした時、どんな対処をしたか?

・他の人ならば、この状況で、どのような対応をするか?

・この状況で、自分なら何ができるか?

 

上記について、ふと浮かんだ考えを照らし合わせて、検討していく習慣をつけましょう。

また、ストレス反応を引き起こしやすい考え方には、以下の事例もあります。

 

■事例①:白か黒か、物事をはっきりわけないと気がすまない

 

・状況:計画通りに物事が進まなかった

・考え:今日は一日全く何もできなかった

・検討例:計画したとおりに100%いかなかったからといって、全く出来ない・0%であったとは限らない。計画の一部は進んだ可能性がある

 

■事例②:ちょっとしたことから、最悪の結果を予想する

 

・状況:仕事を断られた

・考え:一生、無職のままなんだ

・検討例:その仕事は断られたかもしれないが、新たな仕事を探せばよい。見つかるまで探せばよく、それにもっと良い仕事が見つかるかもしれない。

 

■事例③:~すべきでない、~すべきという、厳しく物事をジャッジする

 

・状況:相談相手が親身になって、自分に助言してくれなかった

・考え:相談相手は自分に解決策を提示すべきなのである

・検討例:他社に自身の価値観を押し付けたところで、相手が変わるわけではない。

というより、人は基本的には変えられない。むしろ、そのような態度だと、自身から人が離れていくリスクが有る

 

■事例④:物事を何かと自分に関連付けて考える

 

・状況:友人の機嫌が悪い

・考え:自分が怒らせるような何かをしたのではないか

・検討例:他の理由で機嫌が悪い可能性が十分あるのに、それを検討しないままに、自分のせいだと決めつける必要はないのではないか

 

■事例⑤:人の心の中を勝手に推測してしまう

 

・状況:知り合いがあいさつをしなかった

・考え:自分と知り合いなのが嫌なのではないか

・検討例:単に自身に気づかなかっただけかもしれない。

また、本人がどう思っているのかどうかは、自身が決めることではないので、うだうだ考えても仕方がない

 

自分が、上記の例を参考にしてみて、どんな考えにとらわれがちなのか、振り返ってみましょう。

 

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